【富士市】富士駅北口の解体予定ビル群で芸術祭が開催中!「富士の山ビエンナーレ2024」第一会場②

2024年12月8日まで開催中の、するがのくにの芸術祭「富士の山ビエンナーレ」。

富士市・富士宮市・静岡市(蒲原・由比)の三市を繋ぐするがのくにの芸術祭『富士の山ビエンナーレ』第5回は、富士の山ビエンナーレ2024inエキキタと称して「記録と記憶そして物語へ」をテーマに、第一会場を富士駅北口解体予定ビル群・これまでの富士川エリアを第二会場にいま街に残る時間と空間を12名のアーティストがカタチに変えて制作展開いたします。(公式サイトより)

12月3日の記事の続きになります。あわせて読みたいをご覧ください。

【富士市】富士駅北口の解体予定ビル群で芸術祭が開催中!「ふじのやまビエンナーレ2024」第一会場①

「再生-過去から現在-」小林 正樹

作者が特定の土地に滞在し、その場所の景色や人々の暮らしを通じて感じ取った歴史や文化を題材にした作品を展示します。過去から現在に繋がるものや記憶、記録、さらには自然との距離感についての考察が表現された作品です。

取り壊しが予定している建物を舞台に昭和の暮らしを彷彿とさせる日常的な道具を配置しました。これらはかつての人々の生活に寄り添いながら使われてきたもので、どこか懐かしい情景を呼び起こします。しかしノスタルジーだけにとどまらず、儚く失われていく物ごとに対する温かな眼差しが感じられます。

「Hogan#5」菅 隆紀

「終わり」と「始まり」と「死」と「再生」をテーマに儚さと希望が共鳴する象徴的な空間を創り出しています。取り壊されつつある建物そのものをキャンバスとし、「あの世へ送り出すための死化粧」としての意味を込めた作品を展開する一方で、「再生を象徴する花束」をモチーフに、未来の希望を描くことで、破壊と創造が交錯する場を表現します。

展示終了とともに崩され、消え去る運命にありますが、その瞬間立ち現れる美しさこそが本作の核心です。

「CULB V.I.P.-不確かな境界線」吉野 祥太郎

富士山の地下水システムの神秘と人間社会との関わりを独創的に表現します。ミラーシートは来場者の動きに応じて光の反射が変化し水のゆらめきを再現します。

富士川で採取した石や漂流物などが点在しています。今回の展示では、自然からのアドバイスに耳を傾け、地下水保全の重要性を再認識する機会と持続可能な利用について考えるきっかけを提供します。作品を通じて環境意識を高め、未来世代のために富士山の恵みを守る重要性を訴えかけます。

「だれでもアートワークショップおもいでステンシル」坪谷 彩子

富士山が見える町で暮らしてきた、あなたの思い出は何ですか?手や足のシルエットを、あなたの服にステンシルしましょう!

開催日:12月7日(土)13時~15時 現在参加者募集しています。

ご希望の方はチラシのQRコードより申し込みしてくださいね!

「くんくんウォーク」井上尚子

街の匂いを嗅ぎながら散策し、参加者が個々に感受した匂いについて語らい、これから変わりゆく街の軌跡や自らの感性を記録・記憶していきます。ビエンナーレでは一時代を築いた建築空間とアーティスト作品のコラボレーションが、新たな記憶を開示してくれます。

開催日:12月8日(日)13時30分~15時30分(受付13時15分)

現在参加者募集しています。

ご希望の方は富士の山ビエンナーレ実行委員会事務局へ申し込みしてくださいね!

「井戸端会議室」

最後には是非、「井戸端会議室」に立ち寄って、これからの富士駅北口についての展示をご覧になってください。

いつ、何が計画されているのか、どんな駅前になるのかなど、模型もご覧になれます。

会場の受付はこちら↓

あけぽん

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